孫正義 起業の若き獅子

大検取得後、何をすべきか分からなくなり道を見失ったときに、たまたま、国立の図書館で出会った本。
その時は未来に対する漠然とした不安があって、大学入学のために大検を取ったわけではなく、かといってやりたい具体的な仕事があったわけでもなく、うろ覚えの孫正義という伝説の起業家がいることを記憶の頼りに手に取った。

0002孫正義さんも僕と同じく中退だったこと。そして、アメリカに渡り、大検を取ったこと。
何となく、当時の自分のしてきたこととシンパシーがありました。
更に、孫正義氏は異常な努力家であること。毎日一つの発明をすることをコミットし、脳みそがちぎれるくらい考え続けたということに、『努力をすれば道が開けるのだ』と強く感銘を受け、勇気をもらったことを憶えています。

孫正義さんには万人がなれるわけではないが、孫正義さんという傑物がどのような背景で生まれたのか、が分かることは貴重。今でこそ世界に冠たる起業家として名を馳せる孫正義さんが、どのような幼少期を経て、あそこまでの人物になったのか。
その人生を辿るだけで、小さな勇気と、前に一歩進む行動力が生まれるはず。

起業家を志す者、何かを成し遂げたいと思う者にはぜひ読んでほしい。
また、将来の道に悩みを抱えるものにとっても、孫正義さんのような規格外のキャリアに触れればきっと、道が開けるような想いが浮かぶのではないかと思います。

老若男女問わず、何かに挑戦したい、何かを動かしたい、今の自分を変えたい、という方は、是非ご一読を。絶対に損はしません。

この素晴らしい書を世に出していただいた大下英治先生とは、本サイトでも対談をさせていただく機会に恵まれました。
今でも私のバイブルであるこの本の著者である大下先生には、尊敬と共に感謝の念が絶えません。今でも、迷う時はこの本に書かれた孫正義さんの努力を読み返しています。


孫正義 起業の若き獅子
(大下英治, 講談社)

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